ライブコマース
2023年01月12日
ライブコマースの始め方とは?具体的な流れや成功のコツを紹介
ライブコマース 始め方ライブコマースでは、商品をライブ配信で紹介し、視聴者とリアルタイムかつインタラクティブにコミュニケーションしながら購入へ繋げます。中国ライブコマース市場の急拡大を受け、国内でも新規参入する事業者の方が増えてきました。
しかし、日本ではまだ黎明期であり、事例も少ない状況です。「ライブコマースをどうやって始めたら良いかわからない」と悩む方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ライブコマースの始め方を具体的な流れとともに解説します。ライブ配信を成功させるためのコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
ライブコマースを始めるメリット
ライブコマースとは、ライブ配信を視聴しつつ、視聴者が配信の画面上から商品を購入できるEコマース(電子商取引)の新しい販売方法です。
視聴者は、配信者が紹介する商品をリアルタイムに見ながら、気になる点はコメントなどで配信者に質問できます。従来のECサイトとは異なり、配信者と視聴者がリアルタイムにコミュニケーションをとれる点がメリットです。
ライブコマースが注目されている理由には、新型コロナウイルス感染症の影響で、オンラインで買い物をする方が増えてきていることなどが挙げられます。中国ではライブコマース市場が急成長を遂げており、日本でもライブコマースの手法を取り入れる事業者の方が増えてきています。
関連記事:「ライブコマースをするメリットとは?販売の際の注意点や成功ポイントも解説」
関連記事:「ライブコマースが中国で人気になった理由とは?成功した事例や日本の状況も解説」
ライブコマースの始め方
ライブコマースの始め方について順を追って紹介します。ライブコマースを始める時の主な流れは以下のとおりです。
配信プラットフォームや商品を決める
配信者を準備する
配信する内容を決める
配信する場所や機材を検討する
ライブ配信の事前告知を行う
リハーサルを行う
ライブ配信を行う
ライブ配信の結果を分析する
どのような内容なのか項目ごとにみていきましょう。
1.配信プラットフォームや商品を決める
ライブコマースのサービスはさまざまなプラットフォームで提供されているので、まずはどこのプラットフォームでライブ配信をするか決めましょう。
ライブコマースでは、商品やサービスに合ったプラットフォーム選びが重要です。
例えば、Rakuten DRAGONでは楽天市場と連動したライブコマースも展開できます。Rakuten DRAGONについては後述しているので、そちらもぜひご覧になってください。
次に、ライブコマースで紹介する商品を決めます。商品を決定する時は、ライブ配信との相性を考慮すると良いでしょう。
例えば、ECサイトの説明文や画像だけでは詳細まで伝えることが難しい商品やインタラクティブにコミュニケーションすることで商品の理解がより深まる商品が向いています。
また、ライブ配信と親和性の高い層、例えば流行に敏感な比較的若い層とマッチした商品を選択すると、ライブ配信への集客が期待でき、より多くの売上も見込めます。
2.配信者を準備する
ライブ配信者には、自社の社員や社外の人材(インフルエンサーやタレントなど)といった候補が挙げられます。
自社の社員であれば、はじめから商品やサービスの知識を持っているメリットがあります。また、予算があまりかからない点も利点です。
インフルエンサーやタレントなどの社外の人材を起用すると、それぞれのファンの集客効果が見込めます。どちらにも利点があるので、紹介する商品やサービスに合わせて選択してください。
3.配信する内容を決める
配信する内容は、ライブ配信をみる視聴者が楽しめるかがポイントです。エンタメ要素を織り込んだ台本を用意しておくと、視聴者の興味を惹きつつ配信を進めやすくなります。
また、視聴者の疑問点や気になる点に的確にこたえられるように、商品やサービスをしっかりと理解しておくことも重要です。必要に応じて質問を想定した準備も行っておきましょう。
4.配信する場所や機材を検討する
配信場所には、自社の店舗、オフィス、スタジオ、野外などのバリエーションがあります。自社の店舗だと予算がかからず、商品の世界観も伝えやすいメリットがあります。また、専用の撮影機材を使いたい場合はレンタルスタジオがおすすめです。
ライブ配信は、スマホなどの簡易的な機材でも可能です。商品の見映えや質感を際立たせたい時は、専用の撮影機材やカメラマンなどを準備すると良いでしょう。
5.ライブ配信の事前告知を行う
ライブコマースは、まず配信を見てもらわないと効果を発揮できないので、事前告知が重要となります。InstagramやTwitter、LINEなどのSNSを駆使して告知を行いましょう。
告知の方法には、上記以外に自社サイトでの告知、顧客へのメールマガジンの送信などがあります。また、タレントやインフルエンサーを起用する場合は、Instagramやブログなどで告知してもらう方法もあります。
6.リハーサルを行う
ライブ配信を行う前に、当日と同じ環境でリハーサルを行います。配信者の立ち位置やカメラの位置、台本や配信内容など、さまざまな観点からチェックを実施してください。
なお、テスト配信ができる場合は、テスト配信を行っておくと良いでしょう。通信環境の確認ができ、配信時のトラブルを防ぎやすくなります。
7.ライブ配信を行う
ライブ配信当日は、準備した内容にしたがって配信を行います。リハーサルで得られた課題は忘れずに台本や配信環境に反映しておきましょう。
なお、はじめてのライブ配信ではトラブルがつきものです。状況に応じて予備の通信回線やサポートスタッフを準備しておくと、万が一の事態にも柔軟に対応できます。
8.ライブ配信の結果を分析する
ライブ配信を行うと、集まった視聴者の数や視聴者からのコメント、購入などコンバージョンに至った数など、多種多様なデータが得られます。
ライブ配信が終わったあとは、得られたデータを分析し、ライブ配信の効果を測定してください。改善点をみつけ、次の配信へと活かすことが大切です。
ライブコマースの配信を成功させるコツ
ライブコマースの配信を成功させるためには意識しておきたいコツがあります。ここでは、3つのコツを項目ごとに紹介します。
1.配信機材や通信環境の準備はしっかりとする
ライブコマースの配信で多い問題は、映像の乱れや音声の途切れなどのトラブルです。さきほどもお伝えしたように、リハーサルで配信機材に問題がないか、十分に確認しておきましょう。
また、安定した通信環境は特に重要です。無線接続よりも有線接続の方が通信は安定しやすいため、スマホやカメラをネットと接続する際は、LANケーブルによる有線接続をおすすめします。
たとえ、機材や通信設備の準備に慣れていない初心者の方であっても、配信環境が整備されている配信プラットフォームを利用すれば、成果に繋がる配信を行うことは難しくありません。
2.配信者が説明する内容や配信する映像を工夫する
ライブコマースで売上を伸ばすためには、配信者がどのように商品を紹介し、視聴者を惹きつけるかがポイントとなります。説明力やプレゼン力の高い配信者を選び、内容や映像を工夫しましょう。
配信内容や配信映像の工夫には、台本をしっかりと作る、リハーサルを入念に行う、商品が際立つカメラワークを熟知するなどの方法があります。
3.視聴者に寄り添うことに注力する
ライブコマースでは、配信を通じて視聴者が商品の魅力を理解し、実際に商品を使ったときのイメージをできるかが商品の売上を左右します。
そのため、商品をただ紹介するだけでなく、商品のどこに素晴らしさがあり、どの点が優れているのか、視聴者の目線で紹介することが大切です。なるべく視聴者に寄り添い、視聴者の疑問点や不安点を解決できるような配信を心がけましょう。
疑問点や不安点を解決するには、コメントや配信を通して視聴者からの質問に回答することが効果的です。
また、視聴者がライブ配信に興味を持ち続けられるかもポイントになります。商品の説明だけでなく、商品との関連性の高いゲストとのトークコーナーなど、ニーズに合ったコンテンツを用意すると視聴者の離脱を防ぎやすくなります。
ライブコマースを始めるならRakuten DRAGON
これからライブコマースを始めようと思っているなら、Rakuten DRAGONがおすすめです。Rakuten DRAGONでは、配信者と視聴者がコミュニケーションをとりながら、商品の購入を促せる双方向なライブ体験を実現できます。
また、Rakuten DRAGONでは配信サポートサービスを提供しています。ライブコマースが初めての方の場合、実施にハードルを感じる方もいるでしょう。Rakuten DRAGONなら、台本の作成や配信環境の整備などのサポートが受けられ、初心者の方でも比較的スムーズにライブコマースを始められます。
さらに、Rakuten DRAGONはデータ分析に強みをもつプラットフォームのため、配信後の効果的な分析が可能です。分析画面から配信中の購買数やリアクションなどの効果を確認できるため、分析結果から改善点を見つけ出し、次回の配信に反映するプロセスを積み重ねれば、自社に有益なノウハウを蓄積できます。
そのほか、2022年7月23日には楽天グループ主催のRakuten esports cupが行われ、2022年12月3日には第二回Rakuten esports cupが開催されるなど、ライブコマースと親和性の高いユーザーに訴求するオンラインイベントの開催もサポートしています。Rakuten DRAGONの利用を、この機会にぜひご検討ください。
まとめ
ライブコマースは、視聴者がライブ配信を楽しみながら商品を気軽に購入できる方法です。ライブコマースを始める時は、「視聴者にいかに寄り添えるか」という点を意識しながら、商品や配信者を慎重に選び、配信内容や機材を準備しましょう。
また、ライブコマースの成功にはライブ配信を実施するプラットフォームも重要です。Rakuten DRAGONは、国内でも有数のECサイト「楽天市場」と連携し、その認知度を活かした集客も期待できます。ライブコマース実施のプラットフォームとして利用を検討してみてはいかがでしょうか。